東京新聞・河北新報に載りました。
11月21日の東京新聞、また、11月29日の河北新報の東北復興日記に、エネカフェのことで、書かせて頂きました。
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 以下、文章抜粋

 生ごみからエネルギーを作り出す「エネカフェメタン」を鳴子温泉(宮城県大崎市)にオープンして四カ月になろうとしています=写真。生ごみを持参すると、温泉熱で乾燥させたエノキダケのお茶を飲むことができ、「生ごみがお茶に」がうたい文句です。
 現在、一日十二キロの生ごみが地域や観光客の方から集まり、嫌気性微生物によって千三百リットルのバイオガス(メタン60%、二酸化炭素40%)が生産されます。微生物は暖かい所を好むため、微生物タンクを鳴子温泉の廃湯で温めています。温泉地ならでの熱の有効活用と言えます。
 生ごみは微生物に分解されて液体となります。これが液体肥料になり、今年はプチトマトを栽培しました。データでは使えると分かっていましたが、実際に育てると本当にトマトが多く実り、おいしかったのはうれしかったです。現在、この液肥も希望者に無料配布しています。生ごみと温泉熱を余すところなく使い切り、バイオガスと野菜生産、お茶も飲めるとお得感満載です。
 日本の古くからの暮らしにあったもったいないという考えは、ケニアのワンガリ・マータイさんに「MOTTAINAI」と再認識され、世界共通語になりました。しかし、今の日本は物にあふれ、人との交流はネットを介すなど、古くからの知恵や考えが薄れているように思います。ただ、二〇一一年の大震災やさまざまな自然災害が、生きる上で大切な事は何だろう? と私たちの暮らしぶりに疑問を投げかけたように思います。
 このカフェは災害時、小さなコミュニティーの避難所になり、自分たちでエネルギーを作りながら、栽培した野菜を調理して温かいスープを分け合い、生き延びる場にも活用できると考えています。より多くの方にこういったカフェを使って頂けるよう、温泉地だけでなくさまざまな地域に導入してもらうことが、今の目標です。
 いつか、このカフェが新しい幸せの形になればと思っています。
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by onsenmethane | 2014-12-05 10:36 | 新聞テレビ報道等

環境省環境研究総合推進費、文科省の復興予算を受け、観光地から出る食べ残しや生ゴミを温泉熱を利用したメタン発酵を用いてエネルギー生産し、足湯場にガス灯を点すプロジェクトです。鳴子温泉でやっています。
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